XSelect カラム

様々な化合物にわたる選択性の向上

選択性と保持性を用いてクロマトグラフィーの挙動に影響を与えることは、分析法開発では一般的です。XSelect HPLC シリーズおよび UHPLC シリーズの固定相を選択することで、さまざまなベースパーティクルを使用することにより、多種多様の化合物にわたって選択性および保持性を達成できます。

XSelect シリーズの HSS パーティクルおよび CSH パーティクルにより、酸性、塩基性および中性化合物に対して高い選択性が得られます。XSelect CSH Phenyl-Hexyl カラムでは、ルイス塩基の二次相互作用よりも逆相相互作用が重視されています。XSelect HSS C₁₈ SB カラムは、低 pH 移動相を使用して塩基性極性化合物の保持を高めるように開発されました。標準的な C₁₈ 固定相と比べると、XSelect HSS T3 カラムでは極性化合物の保持が向上します。

分析法開発のための強力なツール

XSelect CSH カラムは、その拡張性および汎用性により、強力なメソッド開発ツールとして分取精製で使用することができます。CSH 固定相の製造に使用されるハイブリッド材料は、業界で最も耐圧性の高い市販カラムとして知られています。頑健な性能と最適ベッド密度（OBD）充塡テクノロジーとの組み合わせにより、さまざまな分析条件下で卓越したカラム寿命を持つカラムが作成されています。カラムデザインの持つ拡張性により、分取用カラムを大きいものから小さく狭いものまで選択することができ、溶媒消費量および分取量を削減できます。

分析法開発の柔軟性を実現

クロマトグラフィーラボでは、すべての最新のクロマトグラフィー検出モードに適合し、さまざまな LC システムプラットホームを使用するラボや施設に移管できる、頑健な分析法を迅速で簡単に開発する必要があります。ACQUITY UPLC CSH カラムおよび XSelect カラムを使用することで、すべてのアプリケーション分野の分析法開発科学者は、塩基性化合物の優れたピーク形状、低カラムブリード、優れたバッチ間再現性、高効率などの特性にわたる性能を損なうことなく、幅広い選択性を達成できます。