アミノ酸分析スタンダード & キット
HPLC、UHPLC、および UPLC での正確なアミノ酸組成分析
アミノ酸を正確に分離、同定、定量することは容易ではありません。アミノ酸シーケンスはタンパク質の一次構造であり、特定のペプチドやタンパク質に固有のの情報です。また、アミノ酸は組み換えタンパク質を調製するために用いられる細胞培養培地や栄養素の主要成分でもあります。バイオリアクター中の個々のアミノ酸の消費を定期的にモニターすることで、バイオリアクターの状態を最適化できます。そのため、タンパク質/ペプチド加水分解物、食品、飼料、および医薬品製剤中のアミノ酸組成を測定することは重要です。
ウォーターズのプレカラム誘導体化を使用する多くのマニュアルおよびオートメーションソリューションにより、アミノ酸の分析が容易になります。Waters AccQ•Tag Ultra C18、AccQ•Tag Ultra C18 – オートメーション、および AccQ•Tag サンプル前処理製品は、正確なアミノ酸組成分析のためにラボに必要なすべてを備えています。
仕様
アミノ酸スタンダード
アミノ酸分析キット
概要
- 第一級アミンおよび第二級アミンのための、シンプルで迅速かつ高感度のプレカラム誘導体化により、安定した誘導体化を実現
- 誘導体化アミノ酸の UV 検出、蛍光検出、および質量分析検出による分離および定量
- 溶離液、標準品、誘導体化試薬、カラム、メソッドを含む完全なワークフローソリューション
- 検証済みスクリプトを使用して、複数のプラットホームで自動化が可能
- 特定のアプリケーション向けの同定および定量用アミノ酸スタンダードキット
精製ペプチド・タンパク質、食品・飼料からのアミノ酸の加水分解および分析のサンプル前処理ワークフローに関するガイドラインについては、Comprehensive Guide to Hydrollysis and Analysis of Amino Acids(『アミノ酸の加水分解および分析に関する包括的ガイド』)を参照してください
推奨用途:アミノ酸の正確な分離、同定、定量。
アミノ酸分析マニュアルキット
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プレカラム誘導体化試薬
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アミノ酸分析に関して品質管理(QC)試験済みの専用逆相カラム
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溶離液およびスタンダード
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加水分解物、細胞培養、食品および飼料の分析用の装置メソッド
タンパク質/ペプチド加水分解物、飼料、食品、医薬品製剤、および多数のその他のサンプルマトリックスから、正確なアミノ酸組成を得る能力をラボに追加します。HPLC、UHPLC、または UPLC と組み合わせて、タンパク質加水分解物、細胞培養培地、および食品・飼料サンプルからアミノ酸を分離するために特化したシステムを使用することで、優れた分離が実現し、信頼性の高い正確な定性結果および定量結果が得られます。
アミノ酸分析自動化キット
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ハイスループットのサンプル前処理(一度に最大 96 サンプル)
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ユーザーの介入が最小限
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自動化のニーズに対応するための多量の試薬
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試薬、カラム、溶離液、アプリケーション標準品およびラボ器具を一括して提供するスターターキット
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Tecan、Hamilton、Andrew Alliance の複数の自動化プラットホームに対応するスクリプト
使いやすく自動化に適したフォーマットを採用し、ワークフローの効率を最大限に発揮しつつ残留ボリューム要件に適合することにより、ハイスループットのアミノ酸分析の自動化をサポートする簡素化したツール。Tecan、Hamilton、Andrew Alliance の各システムと互換性のある AccQ•Tag Ultra 誘導体化オートメーションキットにより、迅速、正確、かつ高精度のアミノ酸分析が可能になり、ラボでのコスト削減と時間の節約につながります。
アミノ酸分析レファレンス標準品
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細胞培地スタンダードキット
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食品・飼料スタンダードキット
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アミノ酸加水分解標準品
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内部標準(Nva)
ウォーターズは、製薬、食品、飼料の各業界における多くのアプリケーションで必要とされるアミノ酸分析(AAA)のレファレンス標準品を提供しています。アミノ酸の定性・定量分析、分析法開発、AccQ•Tag Ultra メソッドや AccQ•Tag メソッドのトラブルシューティングにおいて、遊離アミノ酸を含むさまざまな標準品をご利用いただけます。
UPLC 向けアミノ酸分析ソリューション
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テスト済みの試薬、カラム、移動相およびメソッドを網羅
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AccQ•Tag は HPLC との併用に最適化されている
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AccQ•Tag Ultra は高分離能の分離を実現し、アミノ酸の UPLC/UHPLC 分析アプリケーション向けに最適化されている
ウォーターズの AccQ•Tag テクノロジーにより、従来の HPLC または UHPLC 装置を使用して、タンパク質/ペプチド加水分解物、生体液、飼料、食品、医薬品製剤、そして多種多様なその他のサンプルから、正確なアミノ酸組成を取得できます。
タンパク質特性解析および細胞培地のモニタリングのための迅速で正確な定量的アミノ酸分析
研究開発の段階で製品のアミノ酸組成を測定し、遺伝子配列や対応する天然物と比較する必要がある場合や、製造管理の段階で細胞培地中の重要な栄養素をモニターし、発現効率を最適化し、製品の適切な回収時期を決定する場合にも、UPLC アミノ酸分析ソリューションは頑健で信頼性の高い性能を発揮し、組織全体で製品に関する正確な決定を下すのに役立ちます。
食品および飼料中のアミノ酸分析のための頑健なソリューション
動物用飼料の正確なアミノ酸分析には、いくつか大きな課題があります。加水分解されたアミノ酸の定量は栄養価の重要な測定項目の 1 つです。遊離アミノ酸プロファイルから食品の起源を特定することが可能で、産地、品種などが異なる食品の混入も検出できる場合があります。また、代謝の指標である遊離アミノ酸を使用して、発酵などのプロセスをモニターし、最適化することも可能です。ウォーターズのアミノ酸分析ソリューションを使用することで、製品が製造仕様を満たし、コストのかかる組成変更を確実に回避できます。
Andrew+ にピペッティングを任せる
サンプル前処理における最大の課題の 1 つは、ピペッティングの繰り返しです。汚染源を最小限に抑えることも重要です。Andrew+ プラットホームにより、これらの課題が軽減し、信頼性のある誘導体化を確実に行えます。Andrew+ を使用することで、AccQ•Tag Ultra 自動サンプル前処理キット(32、64、96 サンプル)、検証済みの OneLab プロトコル、追加のコネクテッドデバイスとの互換性、セルフガイドの据付、オンライントラブルシューティングおよびヘルプにより、サンプル数に合わせて柔軟に分析を行えます。
各アミノ酸標準品中のアミノ酸のリスト
アミノ酸分析は、製薬や食品・飼料業界の多くのアプリケーションで必要とされています。遊離アミノ酸を含むさまざまな標準品を、アミノ酸の定性・定量分析、メソッド開発、AccQ•Tag Ultra メソッドのトラブルシューティングのために提供しています。