Empower Business Continuity (BC) LAC/E
災害によって作業が中断されないようにする
マルウェアやランサムウェアといったサイバー攻撃や自然災害が増加している昨今では、災害復旧計画(DRP)で災害に備えるだけでなく、ネットワークから切断された時の業務の継続方法を含む事業継続計画(BCP)を立て、先を見越した準備を行う必要があります。
Empower Business Continuity(BC)Laboratory Acquisition Control Environment(LAC/E)および SecureSync により、Empower エンタープライズモードから事業継続モードに切り替えるだけで、トレーサビリティと制御性を維持したまま、ネットワークが遮断している間も、安全にラボの業務を継続することができます。
概要
- 障害、中断、データ喪失に未然に備える
- 単一のデバイスで、完全なトレーサビリティーで制御された切り替えを実行
- 重要なデータを Empower エンタプライズからラボに自動的に同期する
- 接続復旧を待つ間もラボの作業を継続させる
- データを完全に透明化し、プラットホームでデータを隠すことができない
- Waters コンピュータ化システムバリデーション(CSV)およびインフォマティクスソリューションアーキテクト(ISA)の専門家への限定アクセスを得て、DRP および BCP があらゆる角度からカバーされていることを保証する
推奨用途:ネットワーク切断時に、トレーサビリティーと制御性を確保した状態で安全に業務を継続する。
機能ヘッダー
保護と接続のための設計
装置の制御、データの取り込み、バックグラウンドでの解析、および短期的なネットワーク中断の管理を行うために設計されたエンタープライズ LAC/E ソリューションにより、生データのセキュリティーを強化し、装置システムへの頑健なリモートアクセスを提供します。短時間のネットワーク障害の場合も、Empower LAC/E は、バッファリング機能を用いてデータの取り込みを継続し、データを保護します。バッファリング中、生データは LAC/E のハードドライブに書き込まれて保存されます。通信が再確立されると、すべてのデータが完全なトレーサビリティをもってサーバーに自動的にアップロードされるため、データが常に保護されてデータが失われることがないことが保証されます。
長期的な中断に備えて未然に準備する
自然災害やサイバー攻撃が発生し、Empower エンタープライズを長期間利用できなくなった場合、Empower BC LAC/E および SecureSync が、重要なラボ業務を迅速に自動でリストアするという大切な役割を果たします。Empower BC LAC/E には、Empower エンタープライズ LAC/E の機能に加えて、長期間のネットワーク障害が発生しても、業務を継続できるようにする機能が備わっています。この単一の多用途のデバイスを使用することで、エンタープライズ LAC/E モードから BC LAC/E モードへの移行においても、完全なトレーサビリティを確保しつつ、安全に制御することができます。
さらに、SecureSync の機能の追加により、災害発生時の長期的な中断に備えることができます。SecureSync は、サンプルの分析に必要なすべての Empower ソフトウェアの情報を BC LAC/E に自動的に同期し、バリデーション済みのメソッド、計算、Empower ソフトウェアからの制御を保証します。この統合されたソリューションにより、中断が続いている間でも、完全なトレーサビリティを確保しつつ、迅速な切り替えと独立した運用ができるようになります。