SEC カラム
ペプチド、タンパク質、核酸、LNP、ウイルスベクターのサイズに基づく分離
タンパク質およびペプチドの特性解析用の幅広い Waters サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)カラムおよびスタンダードにより、比類のないバッチ間再現性を達成します。
SEC は、インスリンやモノクローナル抗体(mAb)をはじめとするバイオ医薬品の研究開発および製造において、凝集体やフラグメントの分析に用いられる強力な手法です。SEC(別名ゲルろ過クロマトグラフィー)では、タンパク質を溶液中のサイズ(絶対分子量ではなく流体力学半径)に基づいて分離することができ、サイズが大きい分子種は小さいタンパク質より先に溶出します。
このアイソクラティックベースの手法は、カラムに充塡された SEC 粒子のポアサイズとボリュームに基づいているため、カラムの選択が重要になります。対象タンパク質の分子量が大きいほど、比較的ポアサイズの粒子が大きな SEC カラムを選択します。
タンパク質分析向け MaxPeak Premier SEC カラム
最小限の分析法開発で、あらゆる LC システムで SEC 結果を改善します。
仕様
概要
- MaxPeak Premier テクノロジーと BEH-PEO パーティクルテクノロジーを組み合わせて活用して、10,000 ~ 650,000 Da のタンパク質の分析向けのこの「プラットホームベース」の分析法で効率を向上
- エチレン架橋型ハイブリッド(BEH)SEC 粒子により、望ましくない二次的相互作用を最小限に抑え、分離の再現性と結果を改善
- 関連するペプチド、タンパク質、mAb サンプルで品質管理試験済みのカラムにより、信頼性の高いカラム間およびバッチ間性能を実現
- ウォーターズの UPLC システムで粒子径 1.7 μm のカラムを用いて信頼性の高いハイスループット分析を達成し、HPLC、UHPLC、UPLC システムで 2.5 μm カラムを用いて再現性の高い分離を実現して多様なアプリケーションニーズに対応
- SEC ガードにより分析カラムの寿命を延長し、分析 1 回ごとのコストを削減
- 利用可能な BEH125、BEH200、BEH450、mAb サイズバリアントスタンダードにより、SEC カラムおよび LC システムの性能を現場で確認
- cGMP、ISO 9001 認証済み工場で、厳格な製造プロトコルと超高純度の試薬を使用して製造
推奨用途:サイズベースのペプチド、タンパク質、ウイルスベクターの分析。
カラム推奨のためのバンド拡散仕様
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ACQUITY Premier Protein SEC 250 Å ガードカラムおよびカラム
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ACQUITY UPLC Protein BEH SEC 125 Å、200 Å、450 Å ガードカラムおよびカラム
低拡散 UPLC システム用の 1.7 μm のガードおよびカラム
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XBridge Premier Protein SEC 250 Å ガードカラムおよびカラム
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XBridge Protein BEH SEC 125 Å、200 Å、450 Å ガードカラムおよびカラム
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BioResolve mAb SEC ガードカラムおよびカラム
UHPLC システム用の 2.5 μm のガードカラムおよびカラム
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XBridge Protein BEH SEC 125 Å、200 Å、450 Å ガードカラムおよびカラム
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XBridge Premier Protein SEC 250 Å ガードカラムおよびカラム
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BioResolve mAb SEC ガードカラムおよびカラム
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BioSuite SEC ガードカラムおよびカラム
HPLC システム用 3.5 μm ガードカラムおよびカラム
GTxResolve SEC カラム
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UHPLC 分離および UPLC 分離のための粒子径 2.5 µm のカラム
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二次的相互作用とノイズが少ないため、プラットホームメソッドに適している
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バイオ医薬品サンプルの分析に必要な低吸着ハードウェア
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ポアサイズ 450 Å で分離能が最大 50% 高いため、必要なサンプル消費量が低減し、分析が迅速になる
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UHPLC 分離および UPLC 分離のための 3 µm カラム
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直径 80 ~ 200 nm の GTx 薬物の凝集体分析に適した 1000 Å カラム
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二次的相互作用が少なく、MALS などの汎用的な検出器との適合性が向上
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バイオ医薬品サンプルの分析に必要な低吸着性ハードウェア
Protein SEC カラム
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UPLC 分離用の粒子径 2 µm 以下のカラム
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ポアサイズ 250 Å
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低拡散 UPLC システムで 10,000 ~ 650,000 Da の生体分子のハイスループットで高分離能の SEC 分離を実現
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分析用 SEC カラムの寿命を延長できる SEC ガードカラム
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MaxPeak Premier テクノロジーと BEH-PEO 粒子テクノロジーにより、望ましい SEC プラットホームに基づく分析法のために、望ましくないイオン性および疎水性相互作用を大幅に低減
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HPLC および UHPLC 分離のための 2.5 µm 粒子カラム
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ポアサイズ 250 Å
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あらゆる LC システムで 10,000 ~ 650,000 Da の生体分子の高分離能 SEC 分離を実現
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分析用 SEC カラムの寿命を延長できる SEC ガードカラム
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MaxPeak Premier テクノロジーと BEH-PEO 粒子テクノロジーにより、望ましい SEC プラットホームに基づく分析法のために、望ましくないイオン性および疎水性相互作用を大幅に低減
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特別に設計され、NIST ベースの mAb サイズバリアントスタンダードを用いて QC 試験を行うことで、バッチ間の一貫性を保証
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UPLC、UHPLC および HPLC 分離のための 2.5 μm 粒子カラム
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ポアサイズ 200 Å
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モノクローナル抗体(mAb)、関連する高分子量凝集体(300,000 Da 超)、および低分子量フラグメント(100,000 Da 未満など)の再現性の高い正確な定量を達成
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各充塡済みカラムを NIST ベースの mAb サイズバリアントスタンダードを用いて試験することで、バッチ間およびカラム間の性能の一貫性を保証
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UPLC 分離用の粒子径 2 μm 以下のカラム(450 Å では 2.5 μm)
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ポアサイズには 125 Å、200 Å、450 Å などがご利用可能
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分析用 SEC カラムの寿命を延長できる SEC ガードカラム
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特別に設計され、BEH125、BEH200、または BEH450 タンパク質スタンダードを用いて QC 試験を行うことで、バッチ間の一貫性を保証
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従来の HPLC ベースの SEC よりも 10 倍迅速
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あらゆる UPLC、UHPLC、またはHPLC システムで使用できる 2.5 μm 粒子カラム
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ポアサイズには 125 Å、200 Å、450 Å などがご利用可能
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分析用 SEC カラムの寿命を延長できる SEC ガードカラム
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特別に設計され、BEH125、BEH200、または BEH450 タンパク質スタンダードを用いて QC 試験を行うことで、バッチ間の一貫性を保証
ペプチド SEC カラム
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シリカベースのジオール SEC カラム
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分子量排除限界は、選択したポアサイズが主な決定要因
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分析カラムおよび分取カラムのサイズで利用可能
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10 μm ジオール結合シリカに基づく
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分子量に 2 倍の差があるタンパク質を分離
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分子量に 15 % の差があるタンパク質を区別
ラボに適した SEC カラムの選択
SEC は、インスリンやモノクローナル抗体(mAb)をはじめとするバイオ医薬品ペプチド、タンパク質、ウイルスベクターの研究開発および製造において、凝集体やフラグメントの分析に最適ですが、分析に適したカラムの選択が重要となります。以下の基準を使用して、インスリン、モノクローナル抗体、アデノ随伴ウイルス(AAV)などの多様な生体分子について、信頼性が高く質の高い SEC 分析が行えるカラムを選択します。
SEC カラム選択時の考慮事項:
サンプルの分子量はどのくらいか?
使用する LC システムのバンド拡散は?
分子量(MW)の差が 2 倍未満の成分の分離を行うか?
分子量(MW)の差が 2 倍超の成分の分離を行うか?
複雑な SEC 分離に対処
ACQUITY Premier Protein SEC および XBridge Premier Protein SEC カラムおよびガードでは、SEC ベースのテクノロジーの進展により、望ましくない特異的イオン性相互作用および疎水性相互作用に対処し、信頼性の高い結果を実現します。
MaxPeak Premier SEC カラムの利点:
困難なアプリケーションにおいて、注入したサンプル中のサイズの差が 2 倍未満の成分を、再現性よく分離
「プラットホーム SEC 分析法」を使用することで、分析法開発にかかる時間と経費を削減
バッチ間およびカラム間の性能を保証