Arc Premier システム
明瞭で一貫性がある、確かなデータを。
今日の科学者やラボ責任者は、正確で信頼性が高く、再現性のあるデータを確信を持って取得する必要があります。Arc Premier システムにより、最初の注入から、正しく頑健な結果が確実かつ容易に得られます。
Arc Premier システムは、MaxPeak High Performance Surfaces(HPS)テクノロジーという革新的なテクノロジーを採用しています。これにより、複雑な移動相や手間のかかる分析法を用いなくても、金属との相互作用による非特異的吸着が効果的に低減できます。Arc Premier システムにより、金属との二次的相互作用が排除されることで、金属に吸着しやすい化合物のピークがシャープになり、以下のことが可能になります。
- 高い質のデータで規制対応をサポート
- より迅速で再現性の高い正確なデータ統合を実現
- システムのコンディショニングが不要なため、サンプルから結果取得までの時間が短縮
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仕様
最大動作圧力 |
9500 psi |
pH 範囲* |
1 ~ 12.5 |
動作流量範囲 |
最大 5 mL/分 |
サンプル流路 |
不活性(MaxPeak HPS テクノロジー) |
サンプルのキャリーオーバー |
<0.002%(カフェイン)、UV 条件下 |
サンプルコンパートメント |
4 ~ 40 ℃ |
ポンプオプション |
バイナリー、クオータナリー |
溶媒のコンディショニング |
アクティブプレヒーター パッシブプレヒーター |
カラム履歴管理 |
eCord テクノロジーにより、カラム情報と使用履歴を保存可能 |
カラム容量 |
長さ 150 mm、内径最大 4.6 mm のカラムを最大 6 本 |
最大サンプル数 |
最大 20 プレート(サンプルオーガナイザーを使用) |
検出器オプション |
TUV 検出器 PDA 検出器 FLR 検出器 RI 検出器 ELS 検出器 |
外部制御 |
Empower ソフトウェア MassLynx ソフトウェア |
物理的仕様 (QSM-R または BSM-R、SM-FTN-R、CHA) |
幅:34.3 cm(13.5 インチ) 高さ:71.1 cm(28.0 インチ) 奥行き:71.2 cm(28.0 インチ) |
概要
- サンプルをより深く分析する - MaxPeak HPS テクノロジーにより、アッセイ間精度が最大 10 倍、感度が 5 倍向上し、金属に吸着しやすい化合物のデータ解析が 30% 速くなることで、サンプルのより詳細な情報を得ることができます。
- 複数の溶媒を柔軟に混合 - クオータナリーソルベントマネージャー(QSM)を使用した複数溶媒混合により、4 ~ 9 種類の溶媒を任意の組み合わせや比率で混合することができます。バイナリーソルベントマネージャー(BSM-R)を使用すると、流量範囲全体において最大 9500 psi の一定圧力で正確に混合することができます。
- 直接注入方式による高精度の注入 - ニードルインフローパス設計により、0.1 µL から最大 1 mL までの注入量で、高圧において正確なニードルシールが確保されます。プログラム可能な分析法設定により、超低量キャリーオーバー(0.002% 以下)を実現し、高感度質量分析計との適合性を確保します。
- 柔軟で安定した分析法開発を実現 - 長さ 50 mm ~ 300 mm のカラムを最大 6 本まで収容可能、温度範囲 4 ℃ ~ 90 ℃。カラムマネージャーのオプションとオプションの内蔵カラム選択バルブにより、カラムの交換を自動で迅速に行うことができます。
- 分析法移管のための安定性を確保 - 内蔵のアクティブプレヒーターオプションによって安定した均一な温度管理を行うことで、ラボ間での分析法の再現性を確保します。グラジエント SmartStart により、システム容量の差を容易に調整でき、従来の LC システムから分析法テーブルの変更なしに分析法を移管することができます。
- ミスが起こりやすい手作業による移動相溶液の調製を排除 - Auto・Blend Plus テクノロジーを用いて pH またはイオン強度の単位でグラジエントを直接プログラムし、ごくわずかな pH 増分でも組成を変化させ、日間再現性を高めることができ、時間のかかる移動相溶液の手動調製が不要になります。
推奨用途:分析が極めて困難な金属に吸着しやすい化合物に対しても、ピーク形状と再現性を改善する。
機能ヘッダー
予測不可能なことを制御する
金属の影響を受けやすい化合物の非特異的吸着は予測不可能な課題であり、相対標準偏差(RSD)が大きく、ピーク幅が広くて重なり合ったクロマトグラムが生じ、迅速かつ正確な解析が困難になる場合があります。
Arc Premier システムでは、MaxPeak HPS テクノロジーを採用した設計に MaxPeak Premier 2.5 µm カラムを組み合わせることにより、金属の影響を受けやすい化合物など、LC 分析の難易度が高い化合物についてデータの質が向上します。これにより、明確で一貫したデータを確信を持って取得することができます。
新たな難易度の高い化合物に対応するためのラボの将来への備え
データの質とパフォーマンスはラボにとって重要ですが、耐久性と使いやすさを犠牲することはできません。金属の影響を受けやすい化合物でもシャープなピークが得られる MaxPeak HPS テクノロジーにより、クロマトグラフィーの再現性・精度・感度が向上することにより、難易度の高い次世代の化合物に対応でき、将来を見据えたラボ施設が実現できます。MaxPeak HPS テクノロジーと柔軟な LC の性能を活かし、2.5 ~ 3.5 µm のカラムケミストリー用に最適化した LC システムのメリットにより、短い分析時間でシャープなピークが得られます。また、金属の影響を受けやすい化合物でも、時間のかかる複雑なコンディショニングの手法は必要ありません。
分析の不確実性を低減して安心感を得る
MaxPeak HPS テクノロジーにより、以前は検出できなかった、金属の影響を受けやすい分析種が見えるようになります。これにより、サンプル中にあるものすべてが確認できたことを迅速かつ確実に把握でき、データに基づいて自信を持って意思決定することができます。MaxPeak HPS テクノロジー、柔軟なポンプとカラムマネージャーオプション、および高精度の光学検出器・MS 検出器を組み合わせることで、あらゆるサンプルで分析法開発および検証ができ、責任が持てる信頼性の高い分析法が実現します。
時間のかかるシステムの不動態化が不要になるため、結果を得るまでの時間が短縮し、移動相の過剰な消費を削減できます。これにより、スケジュール、予算、持続可能性に関する目標達成がより確実になります。
ユーザーエラー、コンプライアンスの問題、高額な監査費用の削減
MaxPeak HPS テクノロジーにより、以前は検出できなかった、金属の影響を受けやすい分析種が見えるようになります。これにより、サンプル中にあるものすべてが確認できたことを迅速かつ確実に把握でき、データに基づいて自信を持って意思決定することができます。MaxPeak HPS テクノロジー、柔軟なポンプとカラムマネージャーオプション、および高精度の光学検出器・MS 検出器を組み合わせることで、あらゆるサンプルで分析法開発および検証ができ、責任が持てる信頼性の高い分析法が実現します。
システム間のばらつきの原因となる、時間がかかりミスが起こりやすいシステムの不動態化やコンディショニングの必要性を解消することで、結果を得るまでの時間、過剰な移動相消費、分析法移管データの再現性の問題を低減することができます。これにより、スケジュール、予算、持続可能性に関する目標達成がより確実になります。