2D LC テクノロジー搭載 ACQUITY UPLC システム
拡散が非常に少ないシステムにより、優れたピークキャパシティを実現
2D LC テクノロジー搭載 ACQUITY UPLC システムおよび実績のあるカラムで、拡散を低く抑えて優れたピークキャパシティを実現し、複雑な UPLC/UHPLC 分離の課題を解決します。
ウォーターズの ACQUITY UPLC M-Class システム、ACQUITY UPLC I-Class PLUS、ACQUITY UPLC H-Class PLUS の 2D テクノロジーソリューションは、市場で最も信頼性が高く、性能の高いソルベントマネージャーおよびバルブを使用して設計されているため、アッセイ全体の柔軟性、正確性、精度が保証されます。
仕様
以下に示す仕様は、2 つのバイナリーソルベントマネージャー(BSM)またはクオータナリーソルベントマネージャー(QSM)と BSM、およびフロースルーニードル(FTN)サンプルマネージャーを備えた代表的な 2D システムのものです。その他のオプションや詳細については、ウォーターズにお問い合わせください。
リーク管理機構を搭載 |
標準装備としてのリークセンサー、および安全なリークの取り扱い |
システムの同期 |
ポンプとサンプルマネージャーの間の動作を注入時に同期させ、保持時間の再現性が向上 |
pH 範囲† |
1 ~ 12.5 |
自動運転 |
リークセンサー、96 時間分の診断データをコンソールソフトウェアにより表示 |
溶媒の数 |
最大 4 種類から選択:A1 または A2、および B1 または B2 の任意の 2 種類の組み合わせ |
溶媒保存 |
溶媒トレイはクロマトグラフィー溶媒を最大 4 種類まで、サンプルマネージャー洗浄溶媒を 1 種類、バイナリーソルベントマネージャーのシール洗浄溶媒を 1 種類収容できます。 |
溶媒のコンディショニング |
内蔵の真空脱気、6 本のラインのうち、インジェクターニードル洗浄/パージ溶媒用に 2 本割り当て |
グラジエントの形成 |
高圧ミキシング、バイナリーグラジェント |
グラジエントのプロファイル |
11 種類のグラジエント曲線、[直線、ステップ (2)、凹曲線 (4)、凸曲線 (4) を含む] |
動作流量範囲 |
0.001 ~ 2.000 mL/分、0.001 mL 刻み(ファームウェアバージョン 1.71 以降) |
最大動作圧力 |
18,000 psi(最大 1 mL/分)、12,000 psi(最大 2 mL/分) |
プライマリーチェックバルブ |
インテリジェントインテークバルブ(i2 バルブ) |
流量正確度† |
設定流量(0.500 mL/分)の ±1.0%、SystemsQT による |
流量精度† |
0.075% RSD または 0.01 分 SD (0.2 ~ 2.0 mL/分)のいずれか大きい方、事前に混合した溶媒を使用 |
組成の変動†(ベースラインノイズ) |
≤1.0 mAu |
組成精度† |
≤0.15% RSD または ±0.01 分 SD のいずれか大きい方 |
組成正確度† |
±0.5% フルスケール 5 ~ 95%、0.2 ~ 2.0 mL/分 |
圧力脈動 |
0.4% 未満または 25 psi のいずれか大きい方 |
圧縮率補正 |
自動、ユーザーの介入不要 |
プライム |
ウェットプライムは 4 mL/分で実施 |
有効なシステム遅延容量 |
<140 µL、システム背圧に非依存(50 µL ミキサーを取り付けた状態で) |
ポンプシール洗浄 |
高圧シールおよびプランジャーの背面をフラッシュ洗浄するプログラム可能なアクティブ洗浄システムを装備 |
流量増加 |
自動 |
主な接液部の材質 |
316 L ステンレススチール、UHMWPE ブレンド、MP35N、チタン合金、金、サファイア、ルビー、ジルコニア、Nitronic 60、DLC、フッ素重合体、PEEK、PEEK ブレンド |
混合オプション |
標準:50 µL オプション:100 µL および 380 µL |
溶媒の数 |
1 ~ 4 種類、任意の組み合わせ(標準)。 オプションの 6 ポート溶媒選択バルブにより溶媒の選択肢を拡張可能 |
最大動作圧力 |
15,000 psi(最大 1.0 mL/分)、9000 psi(最大 2.0 mL/分)(ファームウェアバージョン 1.5x 以前) 15,000 psi(最大 1.0 mL/分)、7800 psi(最大 2.2 mL/分)(ファームウェアバージョン 1.6x 以降) |
溶媒のコンディショニング |
内蔵された真空脱気、4 つのチャンバー。 SM-FTN パージ溶媒用の追加のチャンバー 1 つ。 |
溶媒の混合 |
溶媒や原液から混合比率、pH、イオン強度を自動的に調整する Auto•Blend Plus テクノロジー搭載 |
グラジエントの形成 |
低圧混合、クオータナリーグラジエント |
グラジエントのプロファイル |
11 種類のグラジエント曲線、(直線、ステップ[2]、凹曲線[4]、凸曲線[4] を含む) |
設定可能な流量範囲 |
0.010 ~ 2.000 mL/分に 0.001 mL 毎設定可能(ファームウェアバージョン 1.5x 以前) 0.010 ~ 2.200 mL/分に 0.001 mL 毎設定可能(ファームウェアバージョン 1.60) 0.001 ~ 2.200 mL/分に 0.001 mL 毎設定可能(ファームウェアバージョン 1.65 以降) |
プライマリーチェックバルブ |
インテリジェントインテークバルブ(i2 バルブ) |
圧力脈動† |
1.0% 未満または 25 psi のいずれか大きい方 |
流量正確度† |
0.5 ~ 2.0 mL/分で ±1.0%(100% A を使用) |
流量精度† |
≤0.075% RSD または ±0.01 分 SD のいずれか大きい方(6 回繰り返し注入に基づく( i2 バルブを使用)) |
組成の変動†(ベースラインノイズ) |
≤1.0 mAu |
組成正確度† |
±0.5% 絶対値(フルスケール)、5 ~ 90%、0.5 ~ 2.0 mL/分(i2 バルブを使用) |
組成精度† |
≤0.15% RSD または ±0.02 分 SD のいずれか大きい方(6 回繰り返し注入に基づく(i2 バルブを使用)) |
圧縮率補正 |
自動および連続 |
プライム |
ウェットプライムは、最大 4 mL/分の流量で実行できます。UPLC コンソールソフトウェアからプログラム可能 |
ポンプシール洗浄 |
高圧シールおよびプランジャーの背面を洗浄する洗浄システムを装備、内蔵、プログラム可能 |
流量増加 |
範囲:2.0 mL/分に達するまで 0.01 ~ 30.00 分 既定:2.0 mL/分に達するまで 0.45 分 |
主な接液部の材質 |
316 L ステンレススチール、PPS、フッ素重合体、フルオロエラストマー、UHMWPE ブレンド、サファイア、ルビー、ジルコニア、Nitronic 60、DLC、PEEK、PEEK ブレンド、チタン合金 |
注入量の範囲 |
0.1 ~ 10.0 µL(標準)構成。 最大 1000.0 µL(オプションの拡張ループを使用) |
正確度 |
±0.2 µL(100.0 µL シリンジを使った 20 回以上の 10.0 µL の注入の平均値、バイアルから取り出した液体重量で計測) |
直線性† |
≥0.999 |
精度† |
≤0.25%、5 ~ 50 µL |
最大サンプル数 |
以下の規格のプレートを 2 枚収納可 • 96 および 384 マイクロタイタープレート • 48 位置 2.00 mL バイアルプレート • 48 位置 0.65 mL マイクロ遠心チューブプレート • 24 位置 1.50 mL マイクロ遠心チューブプレート |
サンプルコンパートメント温度範囲 |
4.0 ~ 40.0 ℃ に 0.1 ℃ 毎設定可能。周囲温度より 19 ℃ 低く維持、許容誤差 -2 ~ +4 ℃ |
温度正確度 |
センサー部で ±0.5 ℃ |
温度安定性 |
センサー部で ±1.0 ℃ |
サンプルマネージャーの加熱時間 |
環境温度 -40 ℃ で ≤30 分 |
サンプルマネージャーの冷却時間 |
環境温度 -4 ℃ で ≤60 分 |
注入ニードル洗浄 |
内蔵、アクティブ、プログラム可能 |
最小必要サンプル量 |
3 µL 残留、Waters トータルリカバリー 2 mL バイアル(ゼロオフセット)使用時 |
サンプルキャリーオーバー |
≤0.001% カフェイン(UV) ≤0.001% スルファジメトキシン(MS) |
高度なサンプルマネージャー機能 |
自動稀釈および自動添加 |
主な接液部の材質 |
316 L ステンレススチール、ポリイミド、PEEK ブレンド、DLC、PPS |
カラム容量 |
CM-A:フィルターあるいはガードカラム付きの最大長 150 mm の標準カラム 2 本、または最大長 50 mm で内径 4.6 mm までのカラム 4 本(オプションの配管キット使用の場合) |
多次元バルブ |
6 ポート 2 ポジションバルブ 2 個(CM-A のみ) |
カラムコンパートメント |
4.0 ~ 90.0 ℃ に 0.1 ℃ 毎設定可能 |
温度範囲 |
1 モジュールあたり 2 つの独立した加熱/冷却ゾーン |
カラムコンパートメント 温度正確度 |
センサー部で ±0.5 ℃ |
カラムコンパートメント 温度安定性 |
センサー部で ±0.3 ℃ |
カラムコンパートメントの加熱時間 |
環境温度 ~ 60 ℃ で ≤15 分 |
カラムコンパートメントの冷却時間 |
60 ~ 20 ℃ で ≤15 分 |
溶媒のコンディショニング |
アクティブプレヒーター(標準) |
カラム履歴管理 |
eCord テクノロジーカラム情報管理により、1 つのカラムの使用履歴を追跡してアーカイブします |
サンプルプレートの容量 |
サンプルプレートの容量は、使用されているプレートの種類および組み合わせに基づいて、設定されます。 • 最大 19 枚の標準マイクロタイタープレート、高さ 15.5 mm まで、または • 最大 9 枚の中程度の高さのプレート(または 2 mL のバイアルホルダー)、高さ 40.0 mm まで、または • 最大 6 枚のディープウェルプレート(または 4 mL のバイアルホルダー)、高さ 47.0 mm まで |
最大サンプル数 |
最大 7296 サンプル(19 枚の 384 ウェルプレートを使用) |
サンプルコンパートメント温度範囲 |
4.0 ~ 40.0 ℃、許容範囲 -2.0 ~ +4.0 ℃ で 0.1 ℃ 毎設定可能 |
温度正確度 |
センサー部で ±1 ℃ |
温度安定性 |
センサー部で ±1 ℃ |
外部通信 |
ホスト PC への RJ45 接続による Ethernet インターフェースで BSM、またはカラムマネージャーと ACQUITY UPLC 検出器および質量分析計に接続 |
イベント入力/出力 |
背面パネルの接点リレーおよび/または TTL 入力/出力 |
外部制御 |
OpenLynx Open Access を備えた MassLynx v4.1、特定の SCN リリース付き |
ユーザー診断 |
ホスト PC のソフトウェアで利用可能、コンソールソフトウェアを介したシステムコントロール |
自動運転 |
サポートされているモジュールのリークセンサー、コンソールソフトウェアによって診断データを取得 |
INSIGHT への接続 |
装置パフォーマンスのリアルタイムモニタリングと自動通知、および診断情報を提供し、迅速な問題解決が可能に |
音響ノイズ |
< 65 dB |
動作時温度範囲 |
4.0 ~ 40.0 ℃(39.2 ~ 104.0 ℉) |
動作時の湿度範囲 |
20% ~ 50%(結露なし) |
電圧範囲 |
100 ~ 240 VAC |
周波数 |
50 ~ 60 Hz |
2D テクノロジー搭載 ACQUITY UPLC I-Class PLUS システム (ACQUITY UPLC サンプルマネージャー - FTN-I、 2 台のソルベントマネージャー、カラムマネージャーを含む) |
幅:83.8 cm(33 インチ) 高さ:103.4 cm(40.7 インチ) 奥行き:86.4 cm(34 インチ) |
パーツ名 |
パーツ番号 |
2D テクノロジー搭載 ACQUITY UPLC I-Class PLUS (SM-FTN-I)、BSM 2 台搭載 |
176015130 |
2D テクノロジー搭載 ACQUITY UPLC I-Class PLUS システム (SM-FTN-I)、QSM/BSM 搭載 |
176015131 |
概要
- すぐに使用できる設定により、トラブルシューティングを減らし、信頼性を高めることで、2D UPLC/UHPLC 実験をより迅速に達成
- ACQUITY UPLC システムと実績のあるカラムにより、クラス最高の選択性と感度を実現
推奨用途:分析速度の向上、感度と選択性の向上、正確な直交分離の実施。
機能ヘッダー
強化された多次元 UPLC 機能
分析速度の向上、感度と選択性の向上、直交分離の実施に追加の機能を必要とするクロマトグラフィー分析者に ACQUITY UPLC システムは最適です。さまざまな構成で複数のカラム、バルブ、ポンプを制御することで、これらのニーズをすべて満たすことができます。
UPLC テクノロジーの分離能、感度、スループットのメリットは、2D LC アプリケーションでは特に重要です。ウォーターズの ACQUITY UPLC M-Class システム、ACQUITY UPLC I-Class PLUS、ACQUITY UPLC H-Class PLUS システムの 2D テクノロジーソリューションは、配管からソフトウェア、バルブ制御まで、目的に合わせて構築されており、再現性のある一貫した結果が得られます。
ラボのニーズに適合できる高度な機能
2D テクノロジー搭載の ACQUITY UPLC システムは、トラップ、ハートカット、並列カラム再生、アットカラム希釈、時間分離クロマトグラフィー、包括的 2D クロマトグラフィーなどの機能を効率的に実行できます。これらすべてによって望ましくない干渉が排除され、非常に複雑なサンプルの特性解析のための高いピークキャパシティと分解能が実現し、アッセイの頑健性と全体的な分析速度が向上します。
2D LC 用に設計
ACQUITY UPLC カラムマネージャーは、 2D アプリケーション専用に設計されており、ケミストリーが異なる 2 本のカラムを格納し、それぞれ独立に温度制御できるため、直交分離に必要な汎用性が得られます。カラムマネージャーにはアクセスしやすい低容量の溶媒アクティブプレヒーターを内蔵し、分析間およびシステム間での再現性が向上します。長さ 150 mm のカラム 2 本または長さ 50 mm のカラム 4 本に対応します。