ACQUITY UPLC M-Class システム
LC インレットにナノスケールからマイクロスケールまでの仕事を任せる
多くの分析科学者は、要求の厳しいラボの目標を満たすために、LC-MS 分析の感度を高めることを望んでいますが、従来の分離装置を適用して感度を高めると、生産性および信頼性の問題が生じる可能性があります。
ACQUITY UPLC M-Class システムにより、分析スケールの UPLC システムと同様に使いやすい、マイクロスケールからナノスケールまでの分離に期待する性能が得られます。このシステムの各部分は、適切なカラムに対して適切な流速で送液するように設計され、試験されています。ACQUITY UPLC M-Class システムでは、オーバーフロー流速 200 nL/分～ 100 µL/分、カラム内径（ID）75 µm ～ 1.0 mm の範囲で、優れた性能が得られます。
ACQUITY UPLC M-Class システム
仕様
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最大動作圧力 |
15,000 psi |
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pH 範囲 |
2 ～ 10 |
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動作流量範囲 |
フロースプリットなしで 200 nL/分～ 100 μL/分 |
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サンプル流路 |
非鉄金属 |
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注入量 |
0.1 ～ 100.0 µL |
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サンプルコンパートメント |
4 ～ 40 ℃ |
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ポンプオプション |
バイナリー |
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カラム履歴管理 |
なし |
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カラム容量 |
シングルカラム、内径（ID） 75 µm ～ 4.6 mm、長さ最大 250 mm |
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最大サンプル数 |
最大 21 プレート（サンプルオーガナイザーを使用） |
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検出器オプション |
PDA 検出器 TUV 検出器 質量分析計 |
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外部制御 |
MassLynx ソフトウェア |
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物理的仕様 （µBSM、µSM-FL、TVM） |
幅：34.3 cm（13.5 インチ） 高さ：69.7 cm（27.4 インチ） 奥行き：71.2 cm（28.0 インチ） |
概要
- サンプル量が限られているプロテオミクスやバイオマーカー探索のアプリケーションに最適なシステム
- あらゆる質量分析計（MS）においてより高感度
- あらゆるサンプルから最大量のデータを取得
- 少ないサンプル調製量、低コスト
- 溶媒消費量の削減
- ダイナミックレンジの増大
- HDX テクノロジー、2D、UV 検出対応の柔軟な構成
推奨用途：ナノスケールからマイクロスケールまでの UPLC 分離の、可用性、頑健性、再現性の要件に適合。
機能ヘッダー
ナノスケールからマイクロスケールまでの分離にこれまで常に求めていた分析が実現
ACQUITY UPLC M-Class システムは、頑健で、信頼性が高く、質の高いナノスケールからマイクロスケールまでの UPLC 分離を、LC/MS 分析を実施するすべてのラボに提供します。ACQUITY UPLC M-Class システムでは、サンプル量や可用性の制約が厳しい化合物の分析を、複雑なマトリックス中でも、かつてない使いやすさで数桁の範囲で行えます。
内径 75 µm ～ 1 mm の高効率 ACQUITY UPLC M-Class カラムを用い、内径 300 µm ～ 1 mm の全範囲のカラムに対応して光学検出を使用する補完的な質量分析計を使用して、確信を持ってラボの目標を達成します。本システムでは、HDX テクノロジー、UV 検出、2D 分析用の、幅広い柔軟な構成も用意しています。
最良の MS インレット
ACQUITY UPLC M-Class システムでは、ナノスケールからマイクロスケールまでのあらゆる MS 分析の性能が拡張しています。分析のリニアダイナミックレンジの拡張により、データディペンデント取得（DDA）や MSE による MS 分析が改善します。ACQUITY UPLC M-Class システムのスプリットしない直接自動溶媒送液コントロールアルゴリズムにより、脈流のない送液が実現し、保持時間の再現性が向上します。ACQUITY UPLC M-Class システムでは、サンプルの変性を防ぐ素材を流路に使用しており、より一層サンプルの完全性が維持されます。MassLynx ソフトウェアの新しいドライバーにより、システムが、使用している既存のワークフローにシームレスに統合されます。
HDX テクノロジーによるタンパク質構造のモニタリング
HDX テクノロジーを搭載した ACQUITY UPLC M-Class システムにより、圧力範囲を拡張することで、より効率の高い分離が可能になり、タンパク質構造のわずかな変化を定量できます。このシステムにより、手動でのサンプル注入が可能になり、双方向の高度に革新的な DynamX HDX データ分析ソフトウェアによって、水素-重水素交換（HDX）の手順が、サンプル前処理から実際の配列決定、D2 取り込み曲線、比較プロットまで統合されます。HDX データを使用して、薬物候補のタンパク質ターゲットへの結合、バイオ医薬品開発、タンパク質間相互作用、知的財産権に関するビジネス上の意思決定を行うことができます。
2D 分離による分析のダイナミックレンジの拡張
2D テクノロジー搭載 ACQUITY UPLC M-Class システムでは、非常に直観的なメニュー方式のメソッドのセットアップ、標準化されたカラムケミストリー、インテリジェントなバルブ操作によって 2D-LC 分離が合理化されます。一次元目は pH 10、二次元目は pH 2 で実行する、新規 2D 逆相/逆相（RP/RP）アプローチの使用を拡大することにより、MS 適合溶離液でのサンプルスループットを確実に高める性能が得られます。
