PeptideWorks トリプシンタンパク質消化キット

PeptideWorks トリプシンタンパク質消化キット

迅速で自動化可能かつ頑健なタンパク質消化ワークフロー

迅速で自動化可能かつ頑健なタンパク質消化ワークフロー

バイオ医薬品タンパク質のペプチドマッピングは、特定のペプチド領域と修飾をさらに特性解析するために、ペプチド断片を生成するタンパク質の酵素処理を含むタンパク質消化に依存しています。タンパク質消化の結果は、タンパク質構造の特性解析、タンパク質の同定、タンパク質修飾(翻訳後修飾や製品関連不純物を含む)のモニタリング、およびマルチ特性モニタリング(MAM)メソッドなど)に非常に重要です。ただし、ペプチドマッピングのためのサンプル前処理は複雑で手間がかかるだけでなく、多くの場合、消化に多大な時間が必要です。

手動ワークフローおよび自動ワークフローの両方に適合する Waters PeptideWorks トリプシンタンパク質消化キットにより、高効率で再現性のあるペプチドマッピングが 2.5 時間未満(内製メソッドの平均よりも 4 倍速い)で達成されます。切れ残りが 78% 低減する上、データ解析をさらに複雑にする可能性のある自己消化ピークの混入の 98% 低減が実現します。PeptideWorks を Waters MaxPeak Premier Peptide カラムと組み合わせることにより、LC-UV クロマトグラフィーおよび LC-MS クロマトグラフィーで、課題となる酸性脱アミド化ペプチドの金属への吸着が最小限に抑えられるとともに、感度が飛躍的に向上します。 

PeptideWorks Tryptic Start-Up & Column Kit. PeptideWorks トリプシンタンパク質消化キット

仕様

概要

  • 頑健なペプチドマッピングサンプル前処理を、2.5 時間未満で達成
  • 目的に適合した Sep-Pak SEC 脱塩カートリッジを用いた脱塩の改善と自動化により、タンパク質回収率が高く再現性および効率の良い脱塩を実現
  • 新規の自己消化耐性を持つ高純度の RapiZyme トリプシンにより、30 分間での効率的なトリプシン消化を達成
  • 1 つの包括的なキットにより、ペプチドマッピングの手動ワークフローまたは自動ワークフローが効率化され、複数の試薬の調達が不要になる

推奨用途:効率と再現性の高い、迅速なペプチドマッピングサンプル前処理を実現。



迅速で頑健なペプチドマッピングのための、簡単な 3 ステッププロトコル

PeptideWorks プロトコル全体を、3 ステップ(変性、還元/アルキル化、脱塩と消化)で 2.5 時間未満で実行できます。これにより、前処理の所要時間が増加し、不溶性粒子を除去するための消化後の追加クリーンアップを必要とする固定化酵素の余分な手順を回避でき、1 つの包括的なキットを使用して、迅速かつクリーンで、完全な溶液中消化を達成できるようになります。Waters MaxPeak Premier Peptide カラムと組み合わせることで、LC-UV 分離および LC-MS 分離において、課題となる酸性脱アミド化ペプチドの金属への吸着を最小限に抑えつつ、感度を改善する最適なソリューションをラボに備えることができます。


性能を犠牲にすることなく消化にかかる時間を 4 分の 1 に短縮

酵素-タンパク質比が高い(1:5)と消化が速くなりますが、多くの場合、自己消化が多くなります。RapiZyme トリプシンのユニークな自己消化耐性および切れ残りの低減により、3 時間もかかる標準消化(1:20 を使用)に対し、30 分間での効率的な消化が可能になります。RapiZyme トリプシンを使用するにより、消化性能や再現性、シーケンスカバー率を維持しながら、アーティファクトによる脱アミド化や酸化などの熱誘発性のアーティファクトのピークが生じるリスクが低減します。


切れ残りの 93% 低減*により、高い消化効率が実現

PeptideWorks を使用することにより、ペプチドマッピング用のトリプシン消化サンプルを迅速に前処理します。NISTmAb の切れ残りおよび非特異的切断が 5% 未満という、タンパク質の過剰消化がない、高い消化効率が実現します。

*業界をリードする固定化トリプシンキットと比較した場合


シンプルで頑健な自動化で生産性が向上

Extraction+ を搭載した Andrew+ ピペッティングロボットと OneLab ソフトウェアを使用することにより、ペプチドマッピングがさらに簡単になります。脱塩および消化を含むワークフロー全体を自動化すると、正確性や再現性を犠牲にすることなく、分析者の時間を 1 日あたり 1 ~ 2 時間節約できます。PeptideWorks 自動化プロトコルについては、onelab.andrewalliance.com を参照してください。


リソース

ドキュメント

ドキュメント


サポート

サポート



関連情報

RapiZyme トリプシンの MS グレード試薬を使用することで、タンパク質変性およびタンパク質の酵素消化のアプリケーションで、妥協のない速度を実現できます。

タンパク質、ペプチド、低分子の逆相分離やチャージバリアント分析などの LC 分析法および LC-MS 分析法用の IonHance 添加剤とバッファーを使用して、分析種の保持およびピーク形状を改善します。

ACQUITY Premier カラムにより、望ましくない分析種/表面間相互作用を低減することで、カラムの不動態化時間を短縮しながら、感度および分析種の回収率を向上させます。

ピーク形状を改善し、選択性を飛躍的に向上させるとともに、望ましくない分析種/表面間の相互作用を軽減する XSelect Premier UHPLC カラムをご紹介します。

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