英国現代奴隷法
英国 2015 年現代奴隷法に関するステートメント
ウォーターズコーポレーション(以下「当社」)は、奴隷労働と人身取引の問題を深刻に受け止め、この問題に対していかなる違反も許さないアプローチを採用しています。本声明作成の時点で、ウォーターズは、当社の直接のまたは承認済みサプライヤーの間で奴隷労働、児童労働、強制労働の存在を示す指摘も確認も受けていません。ウォーターズコーポレーションは、英国の子会社である Micromass UK Limited および Waters Limited を通して事業を展開しています。
Micromass は主に、質量分析装置および付随するソフトウェア、ケミカル、保守部品の設計、製造、販売に対応しています。Waters Limited は、英国のお客様向けに分析装置、関連ケミカル、およびソフトウェアの販売、サポート、マーケティングを行っています。
2015 年現代奴隷法の要件への継続的な準拠をサポートするために、ウォーターズは以下の活動も行っています。
リスク評価:当社は、グローバルサプライチェーンのリスク評価を定期的に実施し、場合によってはサードパーティのコンサルタントのサポートを得て、人権などの新たな問題に取り組んでいます。このような評価を行うにあたっては、当社のサプライチェーンにおける強制労働のリスクを促進する 4 つの重要な要因である、セクターおよび業界のリスク、製品固有のリスク、地理的リスク、企業固有のリスクを考慮します。
サプライヤーへの期待:ウォーターズは、サプライヤーやパートナーとの公平で信頼できる取引関係を重視し、取引を行う企業にも当社の責務や企業倫理に関するビジョンを共有してもらうよう働きかけています。当社は、サプライヤーが事業を展開する国の適用されるすべての法律、規則、および規制を遵守することを期待します。当社のサプライヤーが、労働者の人権を守り、尊厳と敬意をもって接するとともに、安全で健康的な労働環境を確保することが重要です。
サプライヤーの契約条件:当社の期待は、サプライヤーのオンボーディングプロセスの一環としてサプライヤーに通知され、購入契約の標準条項に含まれています。ウォーターズは、法律に則り、責任のある倫理的な方法で運営していないサプライヤーとの取引関係を中止する権利を留保します。
児童労働および強制労働の禁止:当社は、サプライヤーと協力して、賃金、労働条件、労働時間に関する現地の法律を遵守し、当社の製品やその構成部品の製造に児童労働や強制労働を使用しないことを確認します。
紛争鉱物:当社の紛争鉱物プログラムには専任のスタッフが任に当たり、ドッド・フランク法の紛争鉱物規則への継続的な準拠を確保しています。当社は毎年、金、錫、タングステン、タンタル(3TG)を含む構成部品のサプライチェーンのレビューを行います。また、ウォーターズ製品中の 3TG を、コンゴ民主共和国または隣接国の武装グループに直接的または間接的に資金を提供したり利益をもたらしたりするソースから調達していないことを保証します。
モニタリングおよび管理:サプライヤー管理プロセスの一環として、当社の要件に適合していることの証明をサプライヤーに要求することがあります。新規のサプライヤーには、その分類に応じて、倫理的で責任ある事業展開の確保に関してサプライヤーの能力を評価するための評価監査を含む適格性評価プロセスを受けて頂きます。既存のサプライヤーは、その継続的な実績を定期的に評価します。当社の国際取引および企業コンプライアンス部門は、すべての新規ビジネスパートナーを、制裁対象者のリストおよび風評リスクをスクリーニングするデータベースと照合して評価します。
内部告発および非報復:ウォーターズは、適用される法律、規制、および方針の違反を報告するための電子メール受信箱を設置しています。ウォーターズは、コンプライアンスへの取り組みを非常に重視しており、当社関係者のすべておよび第三者取引先企業がこの取り組みに協力することを期待しています。そのため当社は、当社関係者および第三者取引先企業が、適用法もしくは当社のポリシーへの実際の違反またはその疑いを速やかに報告することを求めます。これらのチャンネルを通して誠実に情報を提供する当事者は、報復の対象とはなりません。
継続的な改善:当社は常に、事業全体で優れた実践と管理の強化を促進することを目指しています。その一環として、目標に対する進捗状況を評価するための、実践的で有意義な主要業績評価指標の確立に取り組んでいます。当社のサプライチェーンのリスク管理ポリシーおよび手順を、関連する顧客、競合他社、比較企業、業界グループのポリシーおよび手順と照らし合わせて定期的に評価し、合意に基づく優れた実践の遵守を確保しています。
この声明は、2015 年現代奴隷法第 54 項に準拠しており、2021 年 12 月 31 日までのウォーターズの会計年度に適用されます。
[このステートメントは、2022 年 7 月 14 日に最終更新されています]