肝臓組織からのオリゴヌクレオチドの高回収率での回収
肝臓組織からのオリゴヌクレオチドの高回収率での回収
要約
このアプリケーションブリーフでは、定量分析のための組織サンプルからのオリゴヌクレオチド医薬品の抽出に関するガイダンスを提供し、肝臓組織からのオリゴヌクレオチドの高回収率での回収について実証します。
実験方法
以下(図 1)に、ウォーターズ社内で使用している、溶媒による組織の均質化およびオリゴヌクレオチド抽出のワークフローおよびプロトコルの概要を示しています。ここでは、Waters OligoWorks SPE マイクロプレートキットを用いています。均質化した組織の mg 数と、RapiZyme プロテイナーゼ K 消化試薬、バッファー、溶媒を含む均質化用混合液の合計容量(mL)の比は 1:10 であることに注意してください。
図 1. 溶媒を用いた組織の均質化、および RapiZyme プロテイナーゼ K 消化モジュールと OligoWorks SPE マイクロプレート(2 mg/ウェル)を用いた消化による、オリゴヌクレオチド組織抽出のワークフローおよびプロトコル
注:参照している装置はウォーターズのラボで使用しているものですが、代わりに同等の機能を備えた代替装置も使用できます。
注:参照している装置はウォーターズのラボで使用しているものですが、代わりに同等の機能を備えた代替装置も使用できます。
LC-MS 分析
結果および考察
図 2. OligoWorks SPE マイクロプレートの性能の実証。0.05 g 組織/0.5 mL プロテイナーゼ K 消化モジュール試薬(55 ℃、600 rpm で 2 時間均質化および消化)、OligoWorks SPE マイクロプレートキット(OligoWorks RapiZyme プロテイナーゼ K 消化モジュールおよび OligoWorks SPE マイクロプレート(2 mg/ウェル)を含む)を使用して精製した 100 µL の組織上清により、70% 超のオリゴヌクレオチド回収率が得られました。
オーダーインフォメーション
ソリューション提供製品
720008270JA、2018 年 4 月