脂質ナノ粒子(LNP)は、核酸、タンパク質、低分子医薬品を封入してターゲット細胞に送達するために使用します。LNP は、初の mRNA ワクチンの送達担体として高く評価され、引き続き新規 mRNA 医薬品およびワクチンの送達を目的とした本格的な開発の焦点になっています。
ウォーターズの包括的統合ソリューションにより、サイズ、多分散性指数(PDI)、封入効率、粒子の形態と安定性、脂質組成などの重要品質特性を正確に評価できるようになります。頑健な LC テクノロジーおよび LC-MS テクノロジー、動的光散乱(DLS)、LNP サンプルの熱力学のマイクロカロリメトリーにより、ウォーターズのソリューションは、LNP ワークフローの分析感度を向上させる強力な性能を提供します。
DYNAMICS のヒートマップディスプレイは、サイズ分布を区別し、さまざまな程度の凝集が一目でわかるように視覚化するようにプログラムできます。データは、Sabin Vaccine Institute のご厚意により提供して頂きました。
統合 waters_connect ワークフローの概要
さまざまな mRNA 含量の粒子および空の粒子を含む mRNA-LNP サンプルの比較。MALS 角度 90 度の LS フラクトグラムを、rms 半径および流体力学半径()の比と重ね描きして示しています。この比により封入された RNA の程度を追跡します。
マイクロフロー混合を用いて調製した空の LNP(S1)、マイクロフロー混合を用いて調製した mRNA を含む LNP(S2)、手動混合によって調製した mRNA を含む LNP(S3)のサイズ、サイズ分布、濃度。
合理化された取り込みメソッドおよび解析メソッド、LNP 成分および不純物の特性解析ワークフロー、化合物ライブラリー、レポートテンプレート、サンプルデータセット、ユーザーガイドにより、情報に基づいた決定への過程が加速します。
単一のソフトウェアシステムおよび Wyatt Technology の ASTRA ソフトウェアのデジタル同期を使用するウォーターズの HPLC CONNECT を用いた統合インターフェースで LC ポンプと検出器を直接制御することで、人的ミスを最小限に抑え、データの正確さに対する強い信頼性を確保することができます。
Empower CDS で MS スペクトルライブラリーを構築することができ、さまざまなプロジェクトでさまざまな条件で収集されたサンプルから得られたスペクトルピークをマッチングすることができます。フィルタリングのオプションにより、スペクトルマッチの正確さが向上します。
表面チャージハイブリッド(CSH)Phenyl Hexyl 粒子が組み込まれている脂質分析用 MaxPeak Premier CSH Phenyl 分離カラムを使用することで、LNP 製剤に重要な陽イオン性脂質に対する独自の選択性が得られ、分離とピーク形状が向上します。
MaxPeak Premier High Performance Surface ハードウェア、および LNP の不均一性測定を簡素化して効率的で回収率の高い分離を保証する新規のパーティクルテクノロジーを採用したワイドポア GTxResolve SEC カラムを使用することで、分析の可能性が広がります。
弱/強陰イオン交換(AEX)クロマトグラフィー、親水性相互作用クロマトグラフィー(HILIC)用に特別に設計された遺伝子治療薬(GTx)用カラムを使用することで、直交する選択性およびイオン対形成のない LC の選択肢が得られます。
ウォーターズグローバルサービスを使用することで、ラボの生産性と成功を最適化できます。システムの最高の性能を維持し、ダウンタイムを最小限に抑え、アプリケーションの課題に対処し、厳しい規制要件に対応することができます。
Waters Capital の支払いオプションを使用することで、リソースを最大化し、リスクを最小化することができます。これには、陳腐化した装置のアップグレード、カスタマイズされたサポートの利用、サービスを月 1 回の支払いにまとめるなどが含まれます。